〔コラム〕AIが話し方を採点する時代に、それでも「人のMC」が選ばれる理由

こんな記事があったので、みなさんにシェアします。

AIがスピーチを分析し、音程・音量・明瞭さ・自信度を数値化するアプリが登場。「聴衆の何%があなたの声を自信があると感じるか」までスコアで出してくれる時代になっています。(参考:SBクリエイティブ)さらに、プレゼンや面接の練習相手になるAIコーチも普及しつつあるとのこと。

話し方にもAI格差が生まれる時代。現役MCとして、正直ドキッとしました。


こんにちは、ゆーまろです。

「AIが話し方を採点できるなら、MCも不要になるんじゃないか?」と思った方もいるかもしれません。

私の答えは、「AIはスキルを測れるが、場の空気は作れない」です。


AIが得意なこと、苦手なこと

AIは「正確さ」を測るのが得意です。滑舌、話す速度、声のトーン、ポーズの長さ。こういった数値化できる要素は、AIのほうが人間より精度高く分析できます。

でも、AIが苦手なのは「この場の温度感で、今どの言葉を選ぶか」という判断です。

会場の空気が固いとき。イベントが予定より押しているとき。お客さんの反応が想定と違うとき。こういう「想定外」に対応するのは、まだ人間にしかできません。


現場でしか鍛えられないもの

私がアリーナMCで何度も経験してきたのが、「台本通りにならない瞬間」です。

マイクが突然切れる。ゲストが予定より早く登場する。観客席でハプニングが起きる。

そういう場面で、笑いに変える、場をつなぐ、観客を安心させる。これはAIには再現できない、経験で積み上げた引き出しです。

ライブコマースでも同じで、配信中の突然のコメントの荒れ、商品の在庫切れ、予定外の質問——こういった場面での即興対応力が、MCとしての真価を問われるときです。


だからこそ、AIを「練習相手」にする

逆に言えば、AIコーチングは最高の練習ツールです。

人前で話す練習は、相手がいないとできない。でもAIなら何度でも、何時でも、フィードバックをもらいながら練習できます。

「AIで基礎を磨いて、現場で応用力を鍛える」——これが、これからの話し方上達の最速ルートだと思っています。


AIに採点されても負けないMCを目指して

AIがスコアを出せる時代だからこそ、スコアでは測れない価値を磨くことが大事です。

場の空気を読む力。想定外に笑いで返す余裕。視聴者・観客と一体になる熱量。

これは、現場の数だけ積み上がるものです。私はこれからも現場に立ち続けながら、その引き出しを増やしていきます。

MC・ライブコマース・プレゼンの話し方についてのご相談はお気軽にどうぞ。

👉 お問い合わせはこちらからどうぞ。


参考記事:
もはや「話し方」にもAI格差が……進化した"AIコーチ"でプレゼン・面接も怖くない(SBクリエイティブ)
6つのベストなAIツールによるパブリックスピーキング(unite.ai)